転職について、悩んでいる人は多いかと思います。
そんな時は誰かに相談してみることがとてもおすすめです。
自分のことをよく知っている友人や家族、または本当に信頼できる同僚など。
加えて、転職活動のコンサルタントである転職アドバイザー(エージェント/コンサルタント)に相談することも大切です。
友人や家族、同僚などは、あなたの気持ちに寄り添った助言をしてくれるとは思いますが、あなたを知っているからこそ、どうしても主観が入ってきてしまいます。
そうなると、客観的な相談相手として、転職アドバイザーに頼ることもあなたの決断のためのポイントとなります。
しかし、残念ながら、転職アドバイザーが必ずしも良い人とは限りません。
あなたがしっかりしていて、どんなに魅力的な人材であっても、転職アドバイザーが技量不足であれば、転職に失敗するリスクが上がってしまうのです。
転職の成功率を上げるためにも、転職サイトに登録した後にお世話になる転職アドバイザーの見極めも必要です。
転職サイトのおすすめに関する話はあっても、転職アドバイザーにスポットをあてた情報はなかなかありませんよね。
そんな、誰も教えてくれない転職アドバイザーの良い人・おすすめ出来ない人の特徴をお伝えします!
今回の記事の前提
この記事のターゲット
せっかく読んでいただいても、あなたにとって有益ではなかったら時間がもったいないです。
そのため、事前にどんな方に向けた記事なのかをお伝えしますね!
この記事は転職を検討している方向けに書いています。
・良い場所に転職できるか不安…
・そもそも転職するか現職に残るか決められず、迷っている…
・転職アドバイザーの人が要望を聞いてくれない…
この記事の結論
まずはズバッと結論!
・転職か現職に残るか決めていなくても、転職アドバイザーに相談してみよう!
・良い会社に転職するためには、あなたの相談相手となるアドバイザーとの関係も大切!
・おすすめ出来ない転職アドバイザーがあなたに付いたら、担当を変えてもらおう!
では本文をお楽しみください!
転職アドバイザー(転職エージェント)とは何者?
転職サイトに登録すると、高確率で「転職に向けた面接をしませんか」という電話やメールがあります。
この「面談をしましょう」と言ってくる方が転職アドバイザーです。
この連絡は、転職をする・しないに関わらず、とても大切な機会となります。
そのため、めんどくさがらずに面接の調整を行いましょう!
サイトによって「転職アドバイザー」、「転職エージェント」、「転職コンサルタント」等、呼び名は様々ですが、どの呼び名でも基本的な役割は一緒です。
転職アドバイザーの役割としては、あなたの転職活動の相談相手となり、面接スケジュール管理や企業への紹介等サポート役となる方です。
なお、この記事では「転職アドバイザー」という名称で統一させますね(注:特定のサイトを推す意図でこの名称を使用するわけではありません)。
転職アドバイザーが重要な理由
転職アドバイザーとは何者なのかを知ったところで、なぜ転職活動において重要な役割なのかを説明しますね。
転職アドバイザーは、非公開求人と呼ばれる、特定の人しか応募できない企業の求人を中心に紹介してくれます。
そもそも転職アドバイザーが付くサイトは、誰でも応募できる公開求人は少なくなっており、ほとんどが非公開求人。
そのため、転職アドバイザーから紹介された企業を中心に転職活動を進めることになります。
転職アドバイザーは、あなたの理想の働き方やスキルなどを元に、あなたの理想に近い求人・あなたと相性が良さそうな企業を紹介してくれるということです。
この時、紹介される企業が全てあなたの要望と真逆だと転職する気が失せてしまったり、転職先で働いたとしてもミスマッチが発生してすぐに辞めたくなってしまいますよね。
こんな極端なことはあまり起きないとは思いますが、「思っていたのと違う」という感覚は「転職に失敗した」と感じてしまう原因です。
つまり、あなたの理想と実際に働いた時のギャップが大きいと、「転職に失敗」となってしまうのです。
更に言うと、あなたの代わりに企業と想定年収や労務条件についても交渉してくれます。
ということで、転職活動において、企業を紹介する立場・企業と交渉する立場である転職アドバイザーはとても重要なんです!
非公開求人は、採用活動を行っている企業にメリットがあります。いくつかあるメリットのうち、一部を紹介します。
■メリット1:採用コストの削減
転職アドバイザー経由での応募に限定することで、応募条件を満たしていなかったり、無差別的に送っているような応募書類を見る必要がなくなります。
■メリット2:情報流出の防止
社内の採用情報を競合他社などの外部に漏らさないために非公開求人としている企業もあります。
転職アドバイザーの見極め方4選!
基本的には、面接した人があなたの転職活動をサポートしてくれることになります。
そして、この面接した人とあなたの相性が悪い場合、満足のいく転職先が見つからない可能性もあります。
そこで「こんな担当だったら変えた方が良い!」というポイントを4つお伝えします。
冒頭でも述べましたが、転職を失敗しないための重要な役割を担っている人であるにも関わらず、転職アドバイザーの要注意な言動に触れる情報は少ないです。
ぜひ、転職アドバイザーとの面接前には一読してください!
自信が無さそうな転職アドバイザー
これは転職アドバイザーの方と面談したらすぐに見極めることが出来ます。
転職に限らず、どんなアドバイザーだとしても、良くないですよね。
特徴としては、声が小さくボソボソ喋ります。
そんな方が年収交渉や労務条件を良い方向にもっていってくれると思えますか?
あなたがどれだけ魅力的な人材であったとしても、採用企業側にあなたの魅力を自身持って伝えてくれなければ、年収交渉や労務条件の交渉を良い方向にもっていってくれるとは考えにくいですよね。
転職するという結論で話を進める転職アドバイザー
これは、あなたが転職するかを迷っている時に見極めることが出来ます。
良いアドバイザーの方だと「面接で今より良い会社が見つからなければ、現職に留まっても大丈夫です」といった言葉を伝えてくれます。
つまり、最終面接に合格したとしても、内定辞退しても良い旨をしっかりと伝えてくれます。
しかし、利益重視のアドバイザーの方だと、転職を迷ってることを伝えてもスルーしたり、ひどい方だと頭ごなしに現職に留まることを否定したりします。
明らかに現職がブラックの場合は、あなたのために転職を進めることもあるかと思いますが、「転職を迷っている」時点であなたにとっては少なくとも良い会社であるということです。
その価値観を、ヒアリングもせずに頭ごなしに否定するようであれば、担当は変えてもらうことをおすすめします。
あなたの意志を尊重しない転職アドバイザー
「未経験だけど、この業界・この職種で働きたい!」とあなたが言った場合に見極めることが出来ます。
「難しいかもしれません」と言ったとしても、希望に沿った企業を紹介してくれるアドバイザーは良い方です。
「難しいかもしれません」と言って、紹介すらしてくれないアドバイザーは正直おすすめできません。
特に、あなたが20代の場合、未経験であってもポテンシャル採用を積極的にしてくれる企業が多いです。
それなのに企業を紹介もしてくれず、「まずは同じ業界(職種)で転職して、そこからステップアップした方が良いですよ」と言って希望に沿わない会社を進めてくるアドバイザーは意外と多いです。
あなたが30代以上であったとしても、難しいと言いつつ応募させてくれるアドバイザーも存在します。
あなたの要望に沿った提案をしてくれるか否かは、転職結果の満足度を左右する問題ですので、しっかりと見極めるられると良いですね!
以下のような例については、客観的に見ても無謀ですし、アドバイザーと企業の関係にも影響がありますので、紹介・応募を断られても仕方がないです。
・マネージメント経験がないのに、管理職(課長等)採用を希望する。
・英語が喋れない(TOEICや留学経験、海外居住歴等の実績がない)のに、社内公用語が英語の企業を希望する。
・希望した企業の応募条件を満たしていない(未経験者不可の企業に、未経験で応募等)。
紹介企業の魅力を伝えられない転職アドバイザー
アドバイザーが企業を紹介する際に見極めることが出来ます。
面談の際、あなたが事前に提出した資料を元に、アドバイザーが希望に沿った企業の紹介をしてくれます。
※逆に資料を提出したのに企業を紹介してくれないアドバイザーは準備不足すぎるので変えた方が良いです。。。
この時、提示した紹介企業の魅力を伝えず、ただ求人票を読み上げるだけのアドバイザーは避けた方が良いです。
転職アドバイザー自身が選定したおすすめ企業の魅力すらも伝えられないのに、あなたの魅力を企業に伝えてくれると思えますか?
更に言うと、本当に良いアドバイザーは、あなたとの面談で提出資料に無かった追加情報があれば、その場で「あなたの要望に合う企業」を提示してくれます。
もちろん、その場で提示した企業の魅力もしっかりと伝えてくれます。
こういったアドバイザーは企業からの信頼も厚くなることが多いので、あなたの希望する労務条件を通しやすく交渉してくれます。
また、あなたも安心してアドバイザーが提示した企業に応募することが出来ますよね。
転職アドバイザーの見極め方まとめ
上記は短い面談の中でも見極めることが出来る特徴をピックアップしました。
他にも、「清潔感がない」「身だしなみが悪い」「態度が悪い」等、社会人として当たり前のことが出来ていない人は、あまりおすすめは出来ません。
とはいえ、とても親身になって相談に乗ってくれる、頼もしい転職アドバイザーの方がほとんどだと感じています。
また、あまり多くはないのかもしれませんが、一部の転職アドバイザーの方は、最初はもちろんのこと、入社後まで気にかけて連絡をくれる方もいます。
個人的な予想ではありますが、入社後の状況をヒアリングすることで、「他の人にも勧めることが出来る企業なのか」ということを確認する目的もあるかと思います。
とはいえ、そんな目的があったとしても、ひと手間かけて連絡をもらえるのは嬉しいですよね。
さいごに
繰り返しにはなりますが、転職に失敗しないためには、あなたの理想の働き方と入社後に実際働いた感覚にギャップが少ないことが大切です。
そのため、アドバイザーが紹介した企業があなたの希望に近いものであるかはもちろん重要です。
しかし、もっと重要なことは、あなた自身がアドバイザーにしっかりと理想像を伝えること。
あなたがアドバイザーに理想を伝えていないのにも関わらず、理想に近い企業を紹介してもらえるだなんて、担当者の方が超能力者でもないと出来ませんよね。
また、最終的に「理想に近い企業か否か」の判断は、あなた自身が採用面接やオファー面談を通して見極めることになります。
最後はあなた自身の判断になりますので、あなたの理想を事前に固めておく、つまり自己分析をしっかりと行うことは、転職で失敗しないための第一歩となります。
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