日本はもちろんのこと、世界中で未曾有の危機となった2020年。
今回の危機によって、自分の会社は「良い会社」なのか「ちょっと今後、不安」なのかが分かってきたのではないでしょうか。
特に不安だと感じた方。
このまま今の会社で働き続ける気はありますか?
「今、責任のある立場だから」「私がいなくなったら、今の仕事は回らなくなるから」「他の人が困るから」
申し訳ないのですが、現実を言います。
会社は、1人いなくなっても回復する仕組みになっています。
逆に、そうなっていない会社は本気で辞めた方が良い会社です。
良い会社は世の中にたくさんありますし、その責任感や努力を他の会社で発揮した方がよっぽど有意義です。
ちょっと厳しいことを言いましたが、今回は「転職」についてお話しますね!
今回の記事の前提
この記事のターゲット
せっかく読んでいただいても、あなたにとって有益ではなかったら時間がもったいないです。
そのため、事前にどんな方に向けた記事なのかをお伝えしますね!
この記事は転職を検討している方、今の会社に不満や不安がある方向けに書いています。
・転職タイミングが分からない…
・どうやったら転職できるのかが分からない。
・転職を検討しているけど、やりたいことがあるわけではないから、どこに行くか決められない。
・転職した後、今より悪い環境だったら嫌だから躊躇している。
この記事の結論
まずはズバッと結論!
・転職はいつでも可能!思い立ったら、まずは行動しましょう!
・1人でやるより転職サービスの活用がおすすめ!でも、エージェントとの相性は大切。
・IT業界は人手不足なうえ、他業界でも活用できるスキルが身につくのでおすすめ!
・転職活動において、自己分析はとても大切!
では本文をお楽しみください!
転職に踏み出せない方へ
まず、転職に踏み出せない方へメッセージです。転職の決意を固めている方は読み飛ばしてください!
正直、長くお世話になっている会社を退職し、不慣れな会社・知らない人だらけの環境に飛び込むことはとても不安ですよね。
また、冒頭でも言ったように「私が辞めたらこの会社・同僚・お客様は…」と考えてしまう方もいると思います。
そして、もう1度言います。
あなたが居なくなった後を考えるのは、会社の仕事です。
会社の今後を考えられるあなたの責任感は本当に素晴らしいです。
しかし、あなたの人生です。
このまま今の会社で働き続けた時のあなたの人生は、満足のいくものになりますか?
あなたの人生に不満が募った時、会社のせいにして後悔してしまうことになりませんか?
また、「転職に失敗したらどうしよう」「この年齢で転職は難しいかも」という不安。
転職に失敗しないための方法を一部ではありますが、この記事で紹介します。
転職は35歳になったら難しいと一般的には言われますが、世の中には、50歳代でも転職出来ている人だって大勢います。
しかも、会社に秘密にしたまま転職活動することもできます。
転職面接もオンライン実施が増えてきましたので、仕事終わりでも気軽に受けることが出来るようになりました。
転職に自信が無かったり不安があったとしても、まずは1歩、踏み出してみては?
主な転職方法
インターネットが発達した現在では、転職活動する手段はたくさんあります。
正直、スマホ1つで活動も出来なくはないです!
数ある転職活動方法のうち、代表的なものを3つ紹介します。
転職サービスへの登録
王道の転職方法になります。
有名なサービスは「リクナビ」「マイナビ」といったところでしょうか。
しかし、大手以外にもたくさんの転職サービスがあります。しかも法律でも定められているため、転職希望者の利用料は無料!
転職サービスに登録することの主なメリットは以下の通りです。
・転職活動のサポート(面接対策や雇用条件交渉等)を全面的に無料で行ってくれる!
・あなたの転職条件にマッチした会社が見つけやすい!
・オープンになっていない求人がたくさんある!
なお、おすすめの転職サービスや「良いエージェント」「悪いエージェント」の見分け方に関する記事は別途更新予定です!
友人・知人からのお誘い(リファラル採用)
最近増えているケースが、友人や知人の会社が人手不足だから誘われる、通称リファラル採用(社員紹介採用)です。
友人や知人が独立するから、それに伴って転職するというのは昔からありますが、そこまで多い事例ではないかと思います。
リファラル採用の場合、紹介元の人があなたの仕事振りを評価・担保しているため、採用されやすいという特徴があります。
・紹介元が社員となるため、信頼性があり転職先が決まりやすい!
・馴染みのある人が働いているため、新しい環境に溶け込みやすい!
・紹介元とあなたに紹介料(お祝い金)が会社から支払われるケースがある!
とはいえ、注意事項もあります。
友人・知人が辞めるためにあなたを紹介するケースもあるということです。
また、中途採用してもすぐに退職されてしまう会社が、紹介によって退社の心理的ハードルを高くするためにリファラル採用を推奨している場合もあります。
仲の良い人からの紹介であっても、面談や口コミサイトを通して実態を調査し、自分で見極めることが大切です。
ビジネス特化型SNSを活用して、転職先を自分で探す
最近では、「Linkedin」「Wantedly」といった、ビジネス特化型SNSも登場しており、そこでの採用活動が活発に行われています。
プロフィールに記載した経歴を見て「採用面接を受けてみませんか?」といったメッセージがたくさんくるという特徴があります。
・SNSの特性上、企業との距離が近いため、会社の雰囲気を把握しやすい!
・企業に勤めている人の情報も見れるうえ、SNSなので気軽に交流できる!
・相談次第で、面接からではなく「相談会」から始めることも可能!
主な転職方法まとめ
3つの主な転職方法をご紹介しましたが、慣れていない方や現職を続けながら転職活動をする方は、転職サービスに登録することが1番のおすすめです。
先ほどの内容と重複しますが、転職サービスに登録すると、基本的には面談等の日程調整や職務経歴書・履歴書の作成支援、面談対策や年収交渉まで全て無料でサポートしてくれることが多いです。
自分でやるのも良いとは思いますが、手間がかかることは覚悟した方が良いです。
また、「転職サービスに登録できる企業」というのは1つのステータスになります。
企業側が「内定した人の見込み年収の約35%(平均相場)」を転職サービス側にサービス利用料として支払っています。
結構な金額ですよね。
この「利用料を払える会社=一定の資金余力がある会社」と見ることが出来ます。
要は、ブラック企業が紛れている確率が低い、ということです。
ハローワークにブラック企業が多いという話を聞いたことある方もいるのではないでしょうか?
これはあながち嘘であると言えません。
よく言われる理由として、「転職サービスの利用料を支払う力がない企業の登録が多いから」。
ハローワーク側も採用条件と採用実態を調査するべきではあるものの、その調査をやりきれていないことが問題視されています。
そのため、資金力が無かったり、人材採用費をケチる会社やブラック企業でも簡単に人を集めることが出来てしまうのです。
もちろん、ハローワークに登録している企業全てが悪い会社ではないです。しかし、良い会社・悪い会社の見極めは、通常よりも気を付ける必要があります。
未経験でも大丈夫!転職におすすめの業界3選!
転職方法も分かったところで、「自分がどの業界を目指せば良いかわからない」という悩みや「特に理由がないけど、とりあえず同じ業界で働こうかな」と考えている方へのヒントです。
未経験者歓迎の業界は多くあります。
業界から選定しようとすると、結局どの業界か決められず、「とりあえず同じ業界にしよう」と結論付けてしまう方も多いようです。
そこで、主観ではありますが、市場規模の観点と未経験者でも入りやすいという観点でおすすめ業界を3つピックアップしました!
IT業界
最近、多くの方が言っていますが、IT業界はどんな職種・どんな業種を経験している方でも本当におすすめです。
人手不足に悩まされていまるものの、昔と異なりホワイトな企業が多くなってきています。
「プログラミングなんて分からない」「パソコンって苦手」
そんな人でも全く問題ありません。
未経験者歓迎の企業は多くありますし、昔に比べるとプログラミングも簡単になっています。
年齢についても努力次第でなんとでもなるため、問題になることは少ないです。
また、IT業界で活躍している人は、プログラミングスキルが優秀という方ももちろんいますが、コミュニケーション能力を活かしている人の方が多い印象です。
とはいえ、事前に勉強しておくのに越したことはありません。
IT業界の転職を目指す方に必要なスキルやおすすめのサービスも後日紹介しますね!
・とにかく人手不足なので、未経験者でも採用されやすい!
・年収も高いところが多い!しかも、年収の伸びしろが大きい!
・IT業界を経験すると、他の業界でも通用する!
広告業界
営業やIT業界を経験してきた方におすすめなのが広告業界です。
広告業界は、Web広告とセールスプロモーション広告(SP広告)が急成長しており、人材が不足してきています。
従来の仕事のやり方を変えない企業は、広告業界で生き残るのが難しくなってきていると言われています。
それもあり、新しい風として、他業界からの転職を歓迎する雰囲気も出てきているのが特徴です!
・営業採用が多いが、企業によってはプランナーやクリエイティブ職の採用も行っている!
・今までの営業職で培ったスキルを活かしやすい!
・就職後、ステップアップ・年収アップがしやすい!
教育業界
現在、教育業界も活況を迎えています!
学習塾もそうですが、大人やビジネスマン向けの教育が伸びてきており、参入する企業も増えてきています。
募集職種としては、教員ではなく、運営スタッフや事務職、教育長候補としての採用が多いようです。
そのため、教えるのが苦手という方や未経験でも参入しやすいということです!
もちろん、教員免許等も不要です!
・お客様との関係が重要なため、穏やかな性格の方が評価されやすい!
・他業界からの参入だからこそ、お客様のニーズに共感できる!
・傾聴力が求められる場面が多いため、話を聞くことが得意な方におすすめ!
未経験でもおすすめの業界まとめ
さきほども述べましたが、未経験入社可!という業界は上記以外も多数存在しています。
とはいえ、市場規模が縮小傾向にあったり、今後の技術革新によって、人手が不要になる可能性がある業界は正直おすすめできません。
「入社してからが苦労しそう」という不安を覚える方もいるとは思いますが、今の時代、基礎知識を身に付ける環境を簡単に用意することが出来ます!
事前に学習するかしないかで、入社後の伸び方が変わってきます。
時間が確保できそうな方は、入る業界の予習しておくことがおすすめ!
※予習にピッタリなサービスの紹介は、後日アップロードします!
転職のスケジュール
ここで気になる転職スケジュール!
今「転職したい」と思ったら、最短でどのくらいで転職できるのでしょうか?
最短といっても人や時期によって様々なのですが、大体1か月程度で転職先が決まり、その1~2週間後に入社というのが通常の最速スケジュールです。
とはいえ、この記事のテーマは、「あなたの転職結果が満足にいくものになること」。
そのため、早く転職活動を終わらせる方法ではなく、転職活動の各フェーズでどんなことに気を付ければ失敗リスクを下げられるのかを伝えていきます。
では、転職において何にどのくらい時間が掛かるのかや気を付けるべきポイントを見ていきましょう!
求人数が多くなるのは、2・3月採用4月入社と言われています。次に多いのが8・9月採用10月入社。人事異動や決算、新卒入社がある時期に増えるようですね!
また、お盆や年末年始は採用活動を休む会社も多いです。
転職に向けての現状分析(0週目~)
転職前後のギャップを減らすためにも、自分が転職先に求めていることを明確にする必要があります。
それには自分を知ること、つまり自己分析もとても大切です。
ここが分かっているか否かで、転職の失敗リスクが大きく変わります。
自己分析するにあたり、転職サービス側で心理テストのようなものを提供しているところもありますが、あくまで参考程度です。
転職に向けておすすめする分析項目は以下の通りです。
・なぜ今の会社を「続けられない」と判断したのか?(転職理由としてもよく聞かれます)
・今後の会社に求めることは何か?(転職軸としてもよく聞かれます)
・自分が今まで頑張ってきたことや転職先で活かせるスキルは何か?
・自分の将来像は何か?(5年後、10年後、社会でどう活躍していたいか)
自己分析って以外と難しいですよね。
そのため、詳しく知りたい方向けに自己分析についても別途記事をアップします!
転職先の選定・書類応募(1週目~2週目)
アドバイザーが付いてくれる転職サイトに登録するか否かで、進め方が変わってきます。
そのため、それぞれ分けて説明しますね。
なお、書類審査結果は、転職サイトに登録していてもそうでなくても、最短で翌日、平均すると5営業日ほどで連絡があります。
アドバイザー付きの転職サイトに登録
あなたが求める条件に沿った企業をアドバイザーの方がおすすめしてくれます。
他にも自分で気になった企業があれば応募していくと良いでしょう。
書類応募については、ダメ元で色々なところにとりあえず応募してしまうことがおすすめです。
理由としては、書類不合格になることも多いから。
とはいえ、書類合格が大量になることもあります。その場合、面接の調整はアドバイザーの方が優先順位を元にコントロールしてくれる場合もありますので相談してみてくださいね。
アドバイザーが付かない転職サイトに登録、またはサイトを使わない。
一方でアドバイザーが付かない転職サイトやそもそも転職サイトに登録しない方は、書類合格後のスケジュールも考慮しつつ応募していく必要があります。
場合によっては、せっかく書類審査に合格しても面接日程が合わないせいで見送り、ということもあるようです。
2,3社単位で書類審査を進めるのがギリギリかもしれませんね。
そのため、書類応募時には優先順位をつけて応募していくようにしましょう。
転職先との面接(2週目~4週目)
ここからが転職活動のメインとなります。
現在、コロナの影響に伴い、1次面接から最終面接まで全てオンラインで完結する企業も多いです。
オンライン面接の場合、移動時間がないため面接を受けやすいことが魅力!
面接の回数は企業によりますが、1番面接回数が少ないパターンは1次面接=最終面接です。
1次面接=最終面接を採用している企業は、小規模な会社に多い印象です。
100名以上の会社になると、1次面接で現場の方が面接、2次面接で人事の方が面接、3次(最終)面接で会社の経営層との面接というところが多いです。
また、各面接結果は翌営業日~3営業日後に回答を頂けることが多いですが、長くても1週間以内に回答があります。
面接に合格したら、次の面接を1週間前後で日程調整していくパターンが多いです。
この日程調整も、転職サイトのアドバイザーの方が全てコントロールしてくれる場合があります。
面接企業が多い時や働きながらの転職活動の場合は、本当にありがたいです。。。
面接対策についても詳しく知りたい方向けに、別途記事をあげますね!
転職先との採用条件交渉(3週目~5週目)
いよいよ内定をいただいたという状態です。
内定をもらった後は、内定受諾という「入社するか否か」の意志確認が行われます。
この内定受諾の回答期限は最長でも1週間、通常3日程度しか設けられません。
企業としては入社して欲しい人に内定を出しているので、他の企業にとられてしまう前に回答して!ということですね。
なお、内定受諾してしまうと、全ての転職活動を停止する必要があります。
そのため、大変重大な決断になってきます。
「じゃあ内定受諾するか迷ってる場合はどうすれば良いの?」という場合。
その際は、企業と「オファー面談(処遇面談)」を実施することが出来ます。
これは採用面談とは異なり、オファー面談が原因で内定を取り消されることは、経歴詐称等が無い限り、まずないです。
オファー面談で聞いた方が良い質問集も別途記事にしますね!
入社時期の決定(3週目~5週目)
入社時期については、採用面接の場で質問されることが多いです。
※採用面接で質問されなかった場合、合格になる可能性が低いというのが一般的に言われています。。。
そのため、一次面接の際には、採用面談前にある程度の時期感は考えておきましょう。
また、最終面談の際には、ほぼ確定情報で言えることベストですね!
企業側としては、3か月以内に入社して欲しいというところが多いです。
「3か月以内は厳しい」という場合、企業側に好印象を残すように「業務引き継ぎ」や「業務の区切」といった内容でしっかりと事情を説明しましょう。
転職スケジュールまとめ
転職活動というのは、人や環境によってかなり期間に幅があります。
なかなか良い企業が見つからず、半年以上継続することになる場合もありますし、1か月程度で転職先が見つかる場合もあります。
状況を見ながら、転職活動と並行して、現職側と退職時期の交渉も始めるとスムーズですね。
転職を失敗しないためにやること
転職における失敗とは何でしょうか。
それは入社前にあなたが抱いたイメージと入社後にあなたが感じた状況にギャップがある場合です。
では、そのギャップを埋めるにはどうしたら良いのでしょうか。
ギャップを埋めるのに自己分析も大切ですが、1番有効な方法は「焦らない」ということです。
例えばあなたが既に退職してしまったとします。
そうすると、収入がなくなり、不安になってしまいますよね?
不安になると、人は早急な判断をしてしまいがち。
心の余裕というのは、転職においてとても重要なのです。
また、転職面談を行う際は、「受かろう」という気持ちではなく「この会社でやっていけるのか」という気持ちで受ける方が良いです。
面接で評価されているのはあなたではありません。
あなたが企業を評価しているのです。
そういう気持ちを持つと、質問も自然と出てくるかと思います。
※転職面談で使える質問についても、別途記事を作ります!
コロナで利益が少ない、転職しにくいと言われていますが、そんな中でも中途採用に力を入れている会社や利益を上げている会社は多くあります。
そして、転職に成功し、年収アップも出来ている人も大勢いるのです。
世の中の情報に惑わされず、勇気を出してまずは動いてみましょう!
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